キシリトールは、シラカバが原料の甘味料です。甘さは砂糖と同じですが、虫歯になりにくく、尚且つ砂糖より低カロリーなのです。虫歯予防の先進国スウェーデンでは、すでに取り入れられており、妊婦さんにも処方し、お母さんから、子どもに虫歯菌を感染させないよう、取り組んでいます。

●キシリトールの３つの虫歯予防効果について

①虫歯菌を抑える

虫歯の原因は、菌が食べかすなどを食べ、酸を出します。その酸で歯が虫歯になります。そこで、キシリトールを摂取すると、菌が食べかすと一緒にキシリトールも食べますが、食べても食べても酸が作れなくて、虫歯菌は次第に弱まっていきます。

②歯垢をサラサラにさせる

虫歯菌は、ベタベタ、ネバネバの歯垢を作りますが、キシリトールが菌の活動を抑えるので、歯垢そのものがサラサラになり、歯磨きで落としやすくなります。

③歯の再石灰化を促す

ガムを噛むことによって唾液が分泌され、歯の再石灰化を促してくれます。唾液には、口のなかの酸を中和する効果もあるため、虫歯予防がより効果的になります。

●効果的な食べ方

キシリトールは、一日4粒ほど（キシリトール100％なら）で、一粒５分～１０分ほど噛んでもらい、なるだけ唾液を溜め、歯にいきわたらせるようにします。

毎食後に摂取するのが効果的です。

☆市販のものはキシリトールの配合が少なく、砂糖と一緒になってる場合が多いので、市販のガムなら一回につき2粒がおすすめです。(歯科専用のガムは100％なので、一回につき１粒で大丈夫です。)

注意

多量に食べ過ぎるとお腹が緩くなることがあります。また、歯の神経を抜いてる歯がある方は、ガムが固めなので歯が割れてしまうことがあります、なのでガムではなくタブレットをおすすめします。

キシリトールを上手に摂取して、虫歯予防していきましょう！