受付・事務の樋口です。
みなさんは、当院がどのような衛生管理を行っているかご存知でしょうか?
そこで今回は、あまり知る機会のない歯科医院の良い衛生状況の維持のために行なっていることについてお話ししていこうと思います。
まず一般的に歯科医院ではどのような人が働いていると思いますでしょうか?歯科医師、歯科衛生士、歯科助手等様々な職種の方を思い浮かべるかと思います。
しかし当院にはクリーンスタッフという医院の衛生管理をして下さるスタッフがおります。
クリーンスタッフさんは診療前に2時間かけて院内や外回りの清掃をしております。床の掃除や、ユニットまわりの掃除、待合室のソファの除菌作業など、院内美化や感染症対策をしております。また、診療に必要なガーゼや、エプロンの補充や診療器具の滅菌など診療の準備もしております。
クリーンスタッフさんがいるおかげで、当院の衛生状況や、院内の隅々まで清潔な状態が保たれています。
また、当院では長期休診をいただく前に、普段なかなか掃除をすることのできないところをスタッフ全員で協力して清掃をしております。
ここから当院の衛生管理のためにかかせない器具についても紹介していこうと思います。
①薬液による1次洗浄
口腔内外で使用した器具などは、インスツルメントと言われる殺菌力の強い薬液につけ、細菌や血液等を専用の超音波洗浄器で1次洗浄しています。
②医療用自動器具洗浄器
HOSHIZAKI社の医療用自動器具洗浄器を導入しています。高温洗浄を行うことで、高い洗浄消毒効果があります。患者さんはもちろんのこと、スタッフの安全にもつながります。
③器具の滅菌
当院で導入しているドイツシロナ社のDACシステムは、もっとも厳しいとされているヨーロッパ基準の滅菌システムです。滅菌機器には、その能力に応じてクラス分けがあります。
滅菌力のクラス順に、
クラスB【DAC Professional】:あらゆる種類や形状の被滅菌物(固形、中空物等)を滅菌できます。
クラスS【DAC Universal】:歯を削る器具(切削器具)専用の滅菌器です。
クラスN【パールクレーブ TC-240GS】:形状が単純な器具(ミラー等)を滅菌します。一般的な歯科医院で利用されている滅菌器です。
当院では、3クラスの滅菌器を使い分けることで、しっかり患者さん一人ひとり清潔な器具で診療を行っています。
当たり前の話ですが、当院では患者様毎に使用する医療器具を全て交換しています。ミラー、ピンセット、バキュームはもちろん、歯を削る器具(切削機)などはすべてパッキングした後に、滅菌しています。患者様の治療が始まる直前に滅菌パックを開封し、無菌状態の器具で治療をするようにしています。
また、患者さんが口をゆすぐために使う紙コップや、紙エプロン、医療従事者が治療時に使用するグローブ(医療用手袋)は使い捨てのものを使用しています。
④口腔外バキューム
回転切削器具を使って歯を削ると、目に見えない小さな粒子や粉塵が飛散します。この粉塵の中には血液、唾液、歯が削れた粉、金属片、細菌などが含まれており、これらが診療室内に充満することは衛生上良くないです。
口腔外バキュームは、お口にあてるバキュームで吸引しきれなかった細かい汚染物質を素早く確実に吸引し、診療室内を清潔な状態に保ちます。
コロナウイルスの感染拡大初期に、歯科医院のリスクが大々的に報道されましたが、現在まで治療行為によるクラスターの報告はありません。
元々これは歯科医院が常に口の中を触る仕事上、感染対策に対する意識が高かったためと言われています。これからも患者さんが安心して来院していただけるように、コロナ対策と言うことでなく日々良い衛生環境を保ち、良い診療に努めていきます!
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