歯科衛生士の杣木です。歯科衛生士はどうやったらなれるのかご存じですか?
豆知識の76では歯科衛生士の仕事についてお話しましたが、歯科衛生士になるためにはどんな道をたどるのかお話したいと思います。
≪歯科衛生士になるには≫
歯科衛生士になるには、以下の3つをクリアすることが必要です。
①高校を卒業する
②歯科衛生士の養成機関(専門学校・大学・短期大学)に入学し卒業する
③歯科衛生士の国家試験に合格する
歯科衛生士学校の多くは専門学校で3年制です。
≪歯科衛生士養成機関≫
歯科衛生士の養成機関には大学、短期大学、専門学校と主に3つあります。これまで修業年限は2年制以上でしたが、平成22年4月1日以降からすべての養成機関は、3年制以上になりました。
また、全国に歯科衛生士養成機関は170校ほどあり、各都道府県に1校以上あります。
当医院がある新潟県には、大学1校(新潟大学口腔生命福祉学科)、短期大学が2校(明倫短期大学、日本歯科大学新潟短期大学)専門学校が1校(三条看護・医療・歯科衛生専門学校)の計4校の歯科衛生士養成機関があります。
≪何を学んでいるの?≫
「基礎分野」⇒歯科医療を学ぶ上での基本的な知識や教養を学びます。
「専門基礎分野」⇒人体のしくみ・機能・生理学や栄養などを身につけます。「専門分野」⇒実際の歯科衛生士の仕事に直結する内容を学び、実習で実際に手を動かして学ぶ内容も増えます。
大学や専門学校によって多少異なりますが1年から2年の前半まで座学や相互実習などで歯科衛生士に必要な基本的な知識から専門的な意識を学びます。相互実習では学生同士の口で型取りを行ったり、顎模型を用いて歯石取りの練習を行ったりします。
2年の後半から約1年間は臨床実習を行います。実際に歯科医院や病院などで実際の患者さんを目の前に実習を行います。
当医院も三条にある、三条看護・医療・歯科衛生専門学校の臨床実習先に指定されており、実習生を受け入れています。フレッシュな学生さんからスタッフも元気をもらっています。また、学生さんに正しいことを教えるために改めて確認することも多く私たちも勉強になっています。
3年の後半からはいよいよ国家試験の勉強をメインに行います。
また、大学や専門学校にもよりますが、3年間を通して歯科衛生士の免許とは別に医療事務の資格やそのほかの資格が取れるところもあります。
≪国家試験≫
歯科衛生士になるには、歯科衛生士国家試験に合格することが必要です。
受験資格は、高校卒業後に文部科学大臣指定の歯科衛生士学校や、都道府県知事指定の歯科衛生士養成所で決められた科目を修得し、卒業することで得られます。
独学で勉強をしても受験資格をもらうことはできません。必ず、歯科衛生士学校を卒業(卒業見込み)であることが条件になります。
また、国家試験は毎年3月の上旬で年に1回の実施になります。晴れて国家試験に合格した者は歯科衛生士として働くことができます。
≪歯科衛生士の魅力≫
・国家資格であること
資格は一度取得すると生涯有効です。就職先は歯科医院だけでなく、病院、介護福祉施設や、行政、企業など幅広く活躍できます。
・専門性が高いこと
専門技術を持つ歯科医院に不可欠な存在です。
・人や社会に貢献できること
自分の仕事によって、患者さんの状態がよくなるなど、目に見えて効果がわかる場面もあり、やりがいを感じることも多いです。
歯科衛生士という職業につくまでの道のりをお話ししました。少しでも歯科衛生士という職業に興味を持っていただけたでしょうか。
私たちは患者さんのためを第一に考え、日々メインテナンスや診療補助を行っています。
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