歯科衛生士の志田です。
【ブラキシズム】
「最近朝起きると顎が疲れている…」
「冷たい物がしみるようになってきた…」
そんな方は眠っている間に歯ぎしりをしたり、無意識のうちに食いしばっていたりしているかもしれません。
今回は歯ぎしり・食いしばりについてお話をします。
歯ぎしりや食いしばりなど、口腔内の悪習癖をブラキシズムと言います。
ご家族の方や歯科医院で、歯ぎしり等を指摘された方もいらっしゃるかもしれませんが、その他に自身でブラキシズムがあるかないかの確認をしてみましょう。
・歯の表面がすり減っている
・起床時、顎や口の周りが疲れている感じがする
・頬の内側、舌に歯の痕(圧痕)がある
・内側の歯茎の骨が盛り上がっている(骨隆起)
当てはまるものはありましたか?
「今は困っていないから、このままでいいや」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
【放っておくとどうなる?】
このブラキシズムは、そのままにしておくとこのような症状が引き起こされます。
【改善方法】
このブラキシズムの主な原因は、過度のストレスです。
日々の仕事疲れ、人間関係、家庭環境などでストレスは溜まっていきますが、ストレスの根本を解決させるのは難しいですよね。
ストレスを緩和していくためにまずは良質な睡眠をとりましょう。
●良質な睡眠とは?
質の良い睡眠をとることで疲労から心身を回復させる効果が期待できます。
人は通常でも体重と同じくらいの力で噛みます。
無意識(睡眠中等)の歯ぎしりは加減をしていないので、それ以上の力でギリギリ音が鳴るくらい噛んでしまうのです。
リラックスした状態でぐっすり眠れるように日々の工夫も大事になっていきますね。良質な睡眠以外にも様々な方法があります。
●適度な運動を心がけましょう
ジョギングなどの軽く汗をかく程度の有酸素運動をおすすめします。
長続きできるように好きな運動を仲間と一緒に楽しく行ってみましょう。
●集中している時は顎の力を抜いてみましょう
日頃の食いしばり対策は、まず自分で気付くことです。
リラックス状態の時に上下の歯は0.5~2mm程度離れていますが、集中しすぎてパソコンの前で食いしばってはいませんか?
自身でふと気付いた時は顎や肩の力を抜いて深呼吸をするなどリラックスをしましょう。
気付きやすいようにパソコンの画面の脇に「力を抜いて」と分かりやすいようにメモを貼るのも効果的です。
●マウスピースで歯を守りましょう
生活習慣改善の他、当院ではマウスピースの製作も行います。
プラスチック製のマウスピースを就寝時に装着することで歯ぎしりから歯を保護してくれます。マウスピースを作るための型取りを行い、噛み合わせを確認後に定期的なメインテナンスで管理させていただきます。
ブラキシズムが強い方は、お気軽に当院のスタッフにご相談ください。
次回の歯の豆知識は・・・
メインテナンスの大切さについてお伝えします。
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