みなさん、歯科衛生士という職業を聞いたことがあっても、実際にどのような仕事をしているのか、どんな資格なのか詳しく知らない方も多いと思います。
そこで、今回は、歯科衛生士の仕事について詳しくお話させていただきます。
「歯科衛生士」について
どんな資格?
歯科衛生士は、歯科衛生士法に基づく国家資格です。
歯科衛生士=女性というイメージの方も多くいらっしゃると思います。
当院も現在歯科衛生士10名全員女性スタッフです。
ですが男性でも歯科衛生士になることができます。以前は、歯科衛生士は、女性のみが取得できる国家資格であると定められてましたが、歯科衛生士法が改正されたことで2012年には日本で初めて男性の歯科衛生士が誕生してます。2016年に厚生労働省が調査した「平成28年度衛生士行政報告例」によると、全国で歯科衛生士として働いている女性は、12万3000人以上に対し、男性はわずか77人です。男女比で算出すると99%以上が女性ですが、男性歯科衛生士の比率が徐々に増えてきています。
【活躍する場所】
・歯科医院
・大学病院・総合病院
・市町村保健センター
・介護・福祉施設
・歯科関連企業
どんな仕事をするの?
【歯科衛生士の3大業務
どれも専門的な言葉で、具体的にどのような仕事なのかイメージしづらいかもしれません。詳しく説明していきます。
1,歯科予防処置
歯科予防処置とは、「むし歯や歯周病を予防する」業務です。人が歯を失う原因のほとんどが、むし歯と歯周病だと言われています。これらの疾患を予防することで、ご自身の歯で長くおいしく食事をしていただいたり、お口や歯の病気が原因で起こる疾患を予防でき、全身の健康へと繋がります。具体的にはお口や歯の病気を予防するために、歯垢や歯石の除去、フッ素塗布といった業務が代表的で、患者さんに対し、直接的な処置を行います。
2,歯科診療補助
歯科診療補助は、その名の通り「歯科医師の診療をサポートする」という業務です。この業務は、歯科医師が患者さんに行う診療を補助するだけではなく、器具の準備や薬品の準備といった仕事も含まれています。また、歯科医師のサポートだけではなく、患者さんに安心して診療を受けてもらえるように説明や声かけをするのも大切な役割です。この歯科診療補助に関しては、「歯科助手」も行うことが出来ます。
3,歯科保健指導
歯科保健指導は、患者さんに対して、歯磨きや食生活などさまざまな面からお口の中を健康に保つために指導する業務です。歯科医院で専門的な処置を受けたとしても、普段の生活でお口や歯のケアができなければ、むし歯や歯周病を予防・改善させることができません。正しいケアを身に付けていただくには、歯科衛生士の専門的な指導が必要です。
小さなお子さんからその親御さん、妊婦さん、疾患を患っている方、高齢の方など幅広い方を対象とするのでそれぞれの患者さんに合った適切な指導を行う必要があります。
他にも、近年高齢化が急速に進んでいることから、お口や歯のケアだけではなく、食事についての指導も重要性が高まってきています。食べ物を噛む力や飲み込む力を強くする訓練も、新たな歯科保健指導の分野として注目されています。当院では、管理栄養士も在籍しており、協力して食事指導や栄養指導を行っています。
他にも…
●ホワイトニングの施術
歯科医院でしか使用が認められていない薬品や機材を使用し施術をします。
●口腔介護
イメージがない方もいるかもしれませんが、介護・福祉施設や患者様のお宅へ訪問診療を行います。これも歯科衛生士の3大業務の内容が含まれます。
歯科衛生士は、医療従事者です。
患者様に安心して診療を受けていただくため、他の医療従事者と同じように日々自己研鑽しております。
当院では歯科衛生士の他に、歯科医師、歯科助手、歯科技工士、受付、保育士、トリートメントコーディネーター、管理栄養士と様々な職種のスタッフが在籍しています。当院では定期的に職種間や全体でのミーティングを行い、知識や技能を上げるための研修を行っております。
また、患者様とのコミュニケーションも大切にしています。何かお困りなこと、質問などありましたらお気軽にスタッフにお声がけください。
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